2013/02/26

上手く仕事できない所

集中するために知り合いの家に行って
下書きを描く.......

....と思ったら予想外にトラブル。

知り合いの友人が来て、曰くここで本を読むという。

だが実際に漫画を読んでゲラゲラ笑いました。
そして話し掛け頻度も高く、どうやらあそこに休憩を取るつもり。

しかし仕事するためにあそこに行った俺は段々イライラを感じて
あの雰囲気でうまく仕事が出来ず
頑張って描いても気力はどんどん削られる。

そして途中にYOUTUBEでアニメを再生を始まり。
さらに賑やか。

まあアニメは楽しいけど、それも仕事向け雰囲気じゃない。
そこの3人は全部仕事効率が下がった。

他の二人にとって締め切りまだ遠いから大した支障にならないが
俺にとって致命傷になる。

そして俺は逃げました。

別に誰が悪いと思わないが
俺に言わせたら、あそこに居る人は仕事しているのに
ゲラゲラ笑って遊んで、ちょっと迷惑だと思う。

ちょっと思わせた。

仕事できない人は、ああいう風に時間を上手く使えないでしょう。
あの人は資格試験は何度も落ちましたのに
こんな風でやっているのは.....ある意味、道理で受かれない。

という訳で何とか4枚を書きましたが、残り5枚。
時間のロスはそんなに痛くないが体力は無駄に使いました気分。

9X3

下書き進行中。
2日連続9ページ、これは良いペース。

一番激しいバトルは今日で一気に描き切った
残る9ページは対話シーンが半分
だから明日はきっと上手く行く。

明日にできればちょっとだけペン入れ描いてほしい。
効果線とベタとトーンは確実に4日が必要だから
1日に...いや半日でもいいから
短縮できるのはペン入しかない。

締め切りを間に合う可能性はそこしかない。

今回のネームは絶妙の分、普通の倍の時間かかった....

ある意味これは難しいね。
漫画の面白さはネームで決めている
そこは時間を使う価値がある
しかし今回のように10日も使ったのもそれなりのリスクが..

2013/02/24

勢いを描く

エフェクトも含めて、”攻撃のパワー”を描きだすのは
この時点の仕事。

これはあくまでも通常攻撃なので、
こういうシーンは今回だけでも10つくらいがある。

台湾の場合、アシスタントはいくら腕が上手いでも
あくまでも”実際にある物”が上手い、普通こういうエフェクトまで描けない。
今まで使った6人のアシスタントに、これをできるのはたった一人。

多分こういうアシは居ると思うけど
”エフェクト専門”として探せないと見付けないだろう。
ワンピースでさえ、こういう勢いモノは作者自身で描いてた。

でもこういう絵を描くのは爽快だよ。
いくら忙しいでもアシに任せたくない気持ちも分かる。

漫画は1枚で勢いを表現できる、色んな意味は不思議な絵と思う。

ここから下書き

ネームはほぼ完成、ここから下書き。

今回の作画は間違いなく今まで最高難度。
見開き5つ、さらに水、電、火など多彩なエフェクトがある
召喚獣も2匹があって豪華すぎるクライマックス展開。

.......本来ならこのノリは最終章でやりたいだが
まさかその一歩手前の4回戦でここまで盛り上がると思わなかった。

馬賢の大健闘だった。
最初の頃は中ボスでさえ物足りない感じもあったが
この決戦で非常に大きく存在を見せてくれた。

正直、これほど凄い回はここで見せたら
最終章は果たして超えるかどうか自信がない。

でも描いて本当によかった。
10日かかって、ボツも含めて70ページ以上のネームを書いて
全て面白さがこの27ページに集大成した。


描き出せないと分からない物ばかりだよね。
連載は。

2013/02/23

122章ネーム2回目

進行中。

.....これは。
わずか27ページに6ターン攻防、4つ見開きを詰めいれた。
マジ超高速。

しかも話も進めて会話もあるし、その間に
攻めてダメージを食らう、
攻めてダメージを食らう、
攻めてダメージを食らう、
攻めてダメージを食らう、というスピーディー展開は超緊迫。
こんなのネームは初めてだ。

この回に限って、テンポが一番速いが定評のジャンプでも
こういう話を見られない自信がある。
多分、ジャンプの連載1.5~2回分相当のペースがある。

そしてネームのスピードも速い。
これなら今日中が終われそうだ。

自分がなくなる件

知り合いの作品を見たら気付けた。
レベルアップ云々以前、なんか描ければ描くほど”自分”が無くなる。

特に、自分の作品ではなくPR用漫画として生きるタイプ人。

生きるために自分の個性なんて仕事に役に立たない分
どんどん個性が消えなくなる。

本当に少しずつだからすぐ気付けない。
しかしよく考えたら、彼の作品は昔はそうじゃなかった。
今はたくさん”彼自身じゃないもの”を描いてる。

しかも本人に言ってもしょうがない。
だってそれほど気力が無くなるし、もうそれほど若くないし
1から100まで全部自分で描く体力も感情もうない。

今の所は1から70まで自分で描く、自分を出す。
70から100までアシスタントや担当に任せ、
もう出せるものがない。

だからパワーダウンしている。
そればかり自分でなんとかしないと解決策がない。

自分を自分のアイデンティティを守るのは
実は割りと頑張らないとできない事を分かってきた。

....俺はこの数年で、盤古という特別な連載を描いて貰ったこそ
自分を見失わず、自分ように生き続けてた事ができた
かもしれない。

作品と違って
本来、仕事には個性が特にいらないモノ。
だから両立しないと個性なんて必要が無くなる。

今まで色んな我慢をして生き抜けた自分は最悪の時でも
どんな我慢でも自分を殺せない、損に見える所もあったが
30代中盤で、別なところで生き甲斐が意外に見付けた感じがする。

2013/02/22

”雰囲気”のストック

今回のネームによる、
雰囲気の”ストック”というモノが存在していると意識できた。

実は本来ならそれがいつも考えていた事だが
122,123章のネームは、珍しく”ストーリーはどこからどこまで書く”
というポイントは決められないため
”雰囲気”は真空地帯が生まれた。

だから今回のネームではその欠点がいつもより目立つ。
しかしもそれのおかげで、”雰囲気のストック”という概念を気付けた。

今まで、”演出の意味”は派手な決め技に限られると思ったが
雰囲気を醸し出す方法なら全てが演出、と考えるべきだ。

”見た目”に囚われずに、”空気”まで作るのは演出だった。

2013/02/21

3ターンの攻防

.....打ち合わせによると、
123章のネームはさらに3ターンの攻防くらい進めそう。

詳しいのは明日に。

今回の打ち合わせポイントは演出。
一応構成も大きく変わったが、あくまでも演出に合わす感じ。

結論で言えば、ネームは7割ほど没になってしまった。
ずっと違和感が感じたが、打ち合わせの前に上手くこの感じを掴めない。

俺描いてたネームは100の素材を見せてた。
しかし編集長によるアドバイスは70くらい見せればいい。

今回は、カウントダウンような緊迫感を作って
情報は片断的でもいい、とにかく読者に不安させて、息をできないほど
スピーディー感を作れ、と。

スピードだけではなく、ここが来て
”今までの何か”がいきなり崩せよう、読者を驚けよう。


............いや、意味は分かるけど、これは意外すぎる。

だって、これはストーリーじゃない。構成でもない。これは”雰囲気”だよ。
明確な目的による、こちらに演出を指定してきた。

なんで編集長は俺が考えてたストーリーに
俺より精確に”正しいの雰囲気”を指定できるの?!

もう120回だぞ。
9年くらいかけて俺も俺なりに思考しながらネームを描いてるはずなのに
ずっと勉強してきたのに、編集長の中に”何かが”全然追い付けない。

不思議すぎる。
ナニこれ。

マジで自信がなくなるくらい驚いた。


今回の打ち合わせで演出がポイントだが
ここまで差が出てくる理由は、やっぱり”描きたい雰囲気”が固まらない。

ストーリーはとっくに決めているけど
描きたい”雰囲気”はストーリーとは別物。

今までなら描きたい雰囲気が日記でちまちま記録していたが
今回は一気にネーム2回分を描かないといけない
しかもここの先、まだある程度に決めていない部分があるため
そこが”イメージ”が貯めていない。

だから、打ち合わせによる編集長からイメージを借りてもらった事。

122、123章合わせて48ページだが
38ページまでもう一度に整理して、27ページで122章に詰める。
詰め込むだけではなく再構成、雰囲気と細部の演出まで詳しく指定。

本音は、こんなにレベル高いの打ち合わせを貰えるなんて
金を払ってもいいくらいだぞ。こんな仕事をやれるのは素晴らしかった。

盤古は終盤になるほど話の密度が高くなっているから
ネームは基本的に難しくなる一方。

普通の連載なら逆はずだが、編集長の指定は妥協を許さない
ネームの質は凄い事になっている。マジで凄い。

階段ショップ

あったような無いような.....

の落書き。

イメージを膨らめる時間

123章ネームはとりあえず完成。
家はちょっとトラブルなので、3.5日で早めに仕上げました。

2回連続ネームを描くのは、2回目のネームはやや間に合わない感じ。

昔は何回もやったけど
その頃まだ物語の構成はシンプルだから今より簡単。
ハードルは上がったと言える。

イメージを膨らめる時間は足りないの分、1つ2つくらい要素は足りなさそう。
とりあえず上がって形を整うから考えよう、という気分。
足りない部分を補うために打ち合わせを期待する。

この2回のネームは、何となく”それぞれ週刊1回分”の量が感じがします。
19~21ページでなんとかいけそう。

引きはなかなか上手に決められない。これは珍しい。

かと言っても、この2話は1話に詰めるのも無理すぎる
やってみましたが全然詰め入れない。


勝負を決める所だがら、やっぱりあと1つ何かがほしいよね。

遊び相手

”遊び相手は金でしか手に入れない人、実は可哀想なんだ。”


”子供の紙幣”のラスト悪役を擊破する時
先生の決めセリフ。

ベタだけど、このセリフは自身でよく経験したからね。

2013/02/15

1ターンの攻防

編集長の返事が来た、前半のパートはちょっと冗長といわれて
とりあえず次回のネームも描いて打ち合わせましょうと言った。

123章のネームによる....のか
ページの振り分けによる、123章は確実に馬賢VS魯泉まで進める。
122章の増減による、1ターンの攻防は増えるくらいになる。

誤差はそれくらいでしょう。
まあ1ターンの攻防くらいじゃ決着までたどり着いてないし
いくら駆け足でも、その後のストーリーはそれなり長いので
やっぱり124章で月牙泉武挙が終わるはず。
どんな調整しても、124章の前半や後半、その辺りの誤差でしょう。


そして125章が間幕、126章が最終章が始まるになる。
最終回も含めて11回がある、計算では合うはず。


しかし編集長のアドバイスは確実に有効だ。
最初のテンポで描くなら122~124章の話は下手したら3話に収まれず、
4話になる恐れがあった。

話膨らめるのは簡単だが、削減のは難しいだから。
出来るだけに短縮しようとしたこそ
確実に3話で終わらせるなんだ。

喧嘩

123章の盤古と魯泉パートは考えている
そこは今回のメインデッシュだから
そこが一番力に入れたい。

とは言え、あくまでも二人の気持ち
しかもほの二人は元々大人しすぎて
多分いくら描いても”相手思い”のパターンになるだろう....

ふっと思い出した。昔に知り合いに言われた
”この二人は絶対喧嘩しないだろう”

俺は”そんな事は無いよ、俺が描きたいならそんな展開は書ける”
と返事した。

だが今まで一度でも喧嘩しなかった。

今で思えば、今回は二人の初喧嘩として描くなら.....
ある意味は良いかも。
今回の展開とマッチしている。いろんな意味が予想外はず。

この線で考えればなんか面白くなってきた気がする。

2013/02/14

そして123章シナリオ

ここが時間を無駄にしないように
次回の話も始めよう。久しぶりの2回連続ネーム。

123章の物語りは、先に描いた33ページバージョンで考えれば

まずは盤古と馬賢の戦い、盤古が優勢。
ここが6~7ページかな。

次は魯泉はリンクアウトできず羅剛に牽制されて、
盤古は大きいダメージを受けられてる
今回のメインはここ、戦いながらキャラの内面を描く
12ページくらいかかるだろう。

先回本来のネームでもここまで既に15ページを使ったから
多分これ以下に抑える事が難しいでしょう。

盤古倒れるパートのページの多さは
先回1回だけでは決して描き切れない判断の元。

そして残りの5~6ページは引きとして描く、
魯泉VS馬賢という展開になる。

となると、23~25ページくらいになる。
21ページも出来なくも無いが、別に意味がなさそう。

今回最大の難関は、盤古の致命傷は連載通じて今回は3回目
そして魯泉は盤古をかばうのは2回目なので
読者にとって確実に”見た事がある展開”
だから演出の捻りが必要の所なのだ。

ある意味、編集長の積極的に過程をカットして
結果だけ見せてインパクト見せる策ならここが考えられる。

最速の場合は魯泉最後の行方まで描けるかもしれない。
とにかく1、2日くらいゆっくり考えさせて
それからネームを描けよう。

アートセラピー

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%94%E3%83%BC

アートな魔法使いで使えそう。
思ったより専門なジャンルだった。

癒し回ならこれでいけそう。

守る兵器

盤古のパートを入れるとネームは順調になった。
そろそろネームが出来上がり。

”守る”と”守らない”、同時表現したいコマ。
今回の構図はこういう”1つシーンだが2つ動きがある”
というパターンが割りと多い、ちょっと難しいが新鮮感がある。

やっぱり盤古は異様な安心感が持っているね。
負けない気持ちが感じさせる。
まあ勝率高すぎて意外感が無いが、その分に良い仕事はする。

 よく考えたら盤古は兵器とはいえ防禦專門だったのね。
おそらく機甲兵の頃も大して変わっていない。亀型ロボットだし。
文字幻術無効化の特殊能力も、攻撃より守備の方が優れると言えるかも。

盤古自分もまだ気付けてないでしょう
兵器と言っても、彼自身は”殺す兵器”より”守る兵器”だったの所。

3回戦以降、盤古は戦いを挑むようになった。
面構えは少しずつ殺伐になっていく所はあるけど、
それはそれでいい味を出てくると思う。

その分、序盤はよく笑えて可愛い表情はどんどん減って行く。
.......まあ、戦い続けている人ならそんなもんだよね....

2013/02/13

そこに居るのは”機甲兵の物語”

ここで難問1つ。

駆け引きを減らしても
1話で終わらせる場合、ネームは33ページになる。

かっと言って2話を分割しても、前篇の引きは微妙。
後編も盛り上がらない。

つまり、ストーリーを圧縮した結果は2話の内容は1.5話になるから
1話として多すぎる2話として少なさ過ぎる状態になっていた。

.....正直、33ページのバージョンでもあと1つの”何かが”ほしい。
迷うな......

.....
欠けたモノは分かった。

やっぱり盤古の気持ちでしょう。

盤古は結局主役なので、
ここで”機甲兵の物語”として描かないと物足りないになる。

33ページバージョンのネームはあれが足りない。
それは盤古の気持ち描写を全てカットしたから
物語の雰囲気不自然になる。それでは良い策じゃないと思う。

だとしたら盤古のパートは、0.5回の分のページを与えるべき。

戦いの駆け引きは切れても、盤古のエピソードは切るべきじゃない。
だからやっぱりここで1話で終わらせるのは無理だった。

内容は減らしても、多少駆け足は良いと思うけど
”盤古のテーマ”は決して要らないモノではない。

2013/02/12

112章ネーム進行中

.......やっぱり難しい。

テンポはほぼ予定の2倍速だから
普通に描ければフツーに打ち切りぽい...(汗

戦闘の駆け引きを大幅に減らして
その上に無理に見えない、という展開を練れないといけない。

展開はシンプルに変わったはずなのに
ネームをかかる時間は逆に増える。
”要素を捨てる”も仕事の1つだから、肉付けと同じくらい時間は必要。

ジャンプで言うならシャーマンキングを思い出せる。
戦闘の過程は一切かかない、ドーン!と結果を見せるだけ
それなら一番ページ数を掛からないと思うけど.....うまく合えないんだ。

うーん、どうしようかな.....

2013/02/10

善と悪の日常

天野洋一、”アルベリーとアワレな悪魔憑き”の感想。

なるほど、”まじかる☆タルるートくん”の21世紀版なのか。
しかしこのタイトルは覚え難いよ、何とかしてくれないか。

この作品のアイデアは面白い。
邪悪なアイテムで良いことをやる所が話として幅広い。
悪魔は格好良いし、うまく行けば面白い漫画になりそうだ。

だがなれなかった。

この作品の最大欠点はキャラ。
弱そう平凡な主人公は何とか普通にいけそうだが
問題は、神と悪魔の方だ。
つまりこの作品の”善と悪”は駄目なのだ。

悪魔は悪そうだけで、邪悪は無かった。
こういうキャラを出せたいなら思い切り邪悪を見せて
そして物語の展開で折れるの方が面白い。

しかしこの読みきりに悪魔は自ら白紙に戻るのせいで
邪悪に見えない、中途半端な良いやつになった。
これじゃ面白くない。

タルるートは性質上がマスコットキャラから
具体的行動はしなくでもいいけど
この作品の場合は、これほど強そうで格好良い悪魔なのに何もしない
それは駄目なのだ。
読者はこの悪魔はどんなの悪事を働くを期待しているのに。

神も道化役過ぎて全然魅力が無い。
これはキャラクターの段階でやり直すべきだった。

この作品、キャラクターは上手く配置すれば
日常の良い事も悪い事も、邪悪なアイテムで増幅できるはずだ。
読者は”イタズラの楽しさ”を感じるつつ”善と悪”の事を考えさせる。

しかし今のキャラクターではそれをできない。
この作品は上手く調理すれば結構良い感じになる分、余計に惜しい。

2013/02/08

ダブルからトリプルへ

ちょっとこの先のストーリーを打ち合わせたら
編集長は”展開それじゃ遅い、一気に畳みましょう。”
と言った。

となると、陶隠も黄雷も盤古も
3人は次回で一気に破られる展開、
完璧の馬賢が優勢回になる。

ここまでインパクト展開は賛成だけど
正直馬賢のレベルは盤古より劣るから、
相当な演出が無いと説得力が足りない。

だからネームはもっと考えないといけない。
確かにこっちの方が良いが、ネームは格段に難しくなる。

そして同時にその次回のネームも難度が跳ね上がる.....
こうなったら実質、月牙泉武挙は残り2回となる。

元々3回予定のストーリー量は、2回に収まる。
いや収まるというより、まったく違うモノを仕上げるの方が正しい。
予定より難しく予定より衝擊的。
これを出来たらネームの技術はまだ1つを覚えるはず。

123回は”馬賢対魯泉”になる。
だが122回のテンポは極端に上がったため、
123回も最初予定のテンポじゃ使えない。

本来の雰囲気は”絶望”というなら、直した後のテンポは”愕然”となる。
これはどうしょうかな......うわ本当に難しい。

この2回のネームは、恐らく何回のボツを食らうだろう。
今まで描いた事がないパターン、描いた事が無いテンポで
一気に片付ける。すごいチャレンジーだ。

これら全てが、ここから1ヶ月弱で決まる。

妙にドキドキするかも。
予定通りになれないだが、予想外の試練が来る感じ。

2013/02/07

メリハリ

ここから3回くらい馬賢の優勢が続く。
ラストは衝擊のラストなのでそれでいいと思ったが
前の2回は、もう少しメリハリがほしいかも。

ストーリーはほぼ決まりだが雰囲気の作り方を考え余地がある。

単行本向けの構成なら2回くらい雰囲気が似てるのは別に良いけど
連載はちょっとキツイかも。

だから3連続馬賢回の2回目は盤古の見所と思う。
ここでちょっとサプライズを用意したい。

この計算なら、122と123章はそんなに難しくない。
124章は手強いだが、その前に休載をもらえる筈だから
問題は無いと思う。

問題があるとすれば125~126章以降になると思う。
その辺りからラスト10回の範囲だから正真正銘の最終イベントとなる。

まあそれを悩むのは4月以降の仕事。

2013/02/06

生きるのは死ぬまで大変だよ

http://2chcopipe.com/archives/51871060.html

同僚A(36歳独女)が、
『結婚したいけど、自由時間が減るのが嫌。
干渉されたくない、めんどくさいからデートもしたくない。
子供も嫌いだから産まない。ほら、あたしサバサバ系だから?』
って語ってきてうざかった。

別の同僚B(26歳独女)がアホっぽく
『えぇぇーっ、じゃあ結婚しなくていいじゃないですか☆自由ですよぉ♪』

A『老後が心配じゃないの!』

B『えーっ、自由に遊びたい、干渉されたくない、子供産まないのに、
老後の生活を保障しろって言うんですか!?せんぱい鬼畜~☆』


..............そりゃそうだな。
下のコメントを読むと介護の話題を出た。

子供は親の面倒みる道具じゃないよ、の話とか。

それはちょっと違うかな。
介護の面倒というより、残されたの日々に
一緒に最後まで歩きたい家族が居てほしいでしょう。

”一緒に生きる”だけで価値が充分にあったと思ったよ。
というか、家族しかできない事さ。

家族はそんなものだよ。
独りの自由なんて寂しいぞ。あんまり価値がない。

2013/02/05

122章シナリオ

今の内にシナリオ書く。

122章のポイントは4つ。
他の試験生の状態、陶隠のラストエピソード、
陶隠アウトと謝亨クリア、そして黄雷アウト。

ここで馬賢の隠れた大技が来る。
機甲兵の力に及ばないものの2つ漢字で補強して
盤古は防戦に強いられる、馬賢無双回という話になる。

この回からコミックス作業は全て完成したから半月刊に戻って
もう増ページを使えないため、ちょっと厳しい目。

ページ数の問題では
陶隠の退場エピソードはどこまで描くという選択が一番難しい。

一度に公羊善と絡むのあと退場させるのはベストだが
残念だが陶隠線はあくまでもサブエピソードなので
丸1回を与えるのは不可能。

陶隠は無欲な性格。
それは結構良いに聞こえるけど、その反面に積極性は欠ける。
色んな事と距離を取りすぎて感情は弱い。

だから別に試合は勝てても負けてもそれほど気にしない。
あくまでも友人の公羊善をサポートしたい感覚でやっていた。

本人はそれが欠点と思うので
”一生懸命に合格したい”という人々の中に飛び込んで
遠く距離を縮む、熱さを感じて行くと思う。
 
”僕さ、あなた達ような情熱を持っていない。
しかしその熱さが素晴らしいと思う。
だから僕はあなた達に、夢をやり遂げるように手伝いたい。”

陶隠の考えは、多分こんな風でしょう。
熱氣球は熱で昇って、風は優しく吹いて旅出させる感じ。

機甲盤古121章

http://www.comibook.com/cb4868

完成した絵はこう。

フリーハンドのスピード線は技術としてまだ完成していない
まだまだ勉強しないと......

今回の展開は41話辺り、牛頭馬頭初登場の頃に既に決まりました
ようやくここまで来ました。

2013/02/02

特別ヘルプ

アシスタントAさんは9時間、一気に進度を進めてくれた。

そして今日は特別のヘルプは来た。
先日にちょっと手伝えたから、今回は手伝えてもらう友人。

流石にプロ、一語で指定するだけで
ほぼ真っ白の紙から完璧の仕上げまで描ける。

明日に作画は終わるはず。

2013/02/01

細部への注意

18
同人のイベント終わって色々経験が貰いました。

正直、疲れたな....と思わせた。
たくさん細部への注意が必要だったし
力仕事もあったし、人と付き合うに我慢する必要もあったし。

人はそれぞれの考え方はあった、
それを応じて色んな意見を伝わったり貰ったり。
本当に色んな勉強になりました。

金の計算、冊数の予想、打ち合わせと聯絡、在庫処理
締め切りの注意、利益の分配、本のイメージを作る
未来作品の構想、ページ数の振り分けなど
本1つを作るためにたくさん細部があった。

自分で全ての仕事をやれではなく
仲間にやらせるも重要。

レベルまだ低いの人でも言ったアドバイスも
意外に聞くべき所があったし、
様々の意見はいい意味でも悪い意味でも
とりあえず聞いてもらうからしばらく放置、後で考えるもんだ。

そして最初の頃に俺はいくら”イメージ”をみんなに言っても
あんまり伝わなかったが、イベント成功したから
ようやくケモノ誌の可能を本気で考えるようになった。

やっぱり編集の仕事はこういう感じでしょう。
設計図を描いて、ビジョンを作る。
10歩くらい先に未来を掴む、今の俺は出来るのが一番良いでしょう。

”REASONS”の話その2

http://www.comibook.com/cb4870

大学時期のネーム連載、そのままアップロードしました。
気まぐれで恥ずかしい。(笑

作画を無視してネームだけ見ればこの作品は色んなモノを見える。

まだ直感でネームを描く時期だから無駄なコマは多い。
しかし驚いたのは割と形が整ってる。

まずは新キャラのを見せて、レギュラーキャラを見せて
そして49ページ目(週刊では3回目辺り相当)で敵役登場、
再び新キャラを見せて、そしてメインの疫病イベント伏線を張って
序盤が終わり。

構成は割とシンプルで読みやすい。
演出は弱くてどちらで言えばつまらない序盤だが、
この頃に既にネーム構成が基本として成立した。

2つ話は切り替えしながらそれぞれ進行させる所も自然に感じる。
サックリに見せたたくさんキャラは覚えなくでも読める、
セリフも普通の多さでバランス良く、読者に辛い感じさせない
話もスムーズにテンポよく進む。

これ、普通に難しいぞ。

人によっていくら解説でも理解できないネームの”不文律”
編集抜きで独りでここまで覚えてたとは凄い。
その頃、既にネーム勉強が大好きと感じた。

きっと、いつもいつも好きな作品のネームを頭に何百回に繰り返して
再現させていて覚えていくと思う。

演出面は本当に地味だが、構成面は既に
色んなモノを身に付けた感じ。

まあこの時点は初連載の3年前、
既に一度新人賞を取ったから全く素人な訳ではない
ある程度の実力が持っている頃だし。

プロになったからたくさんモノを覚えたと思ったが、
こう見ると大学時期は既に色んなモノをできたじゃん。
流石に8千ページほど描いてた訓練。
これだけ書ければ、馬鹿でも1つどころが3つも4つも覚える。

しかし反面、画力と演出はあんまり実力が上がっていない。
そこら辺は本当にセンスと才能の差かな.....

背景

昨日、アシスタントAさんは小物を描く。というか羅剛のよろい。
5時間くらい描きました。

こっちはペン入れを進む。
特に何もない1日でした。

話が終盤になると、なんかコマがちょっと小さくなった気分。
バトルと物語進むは一緒にやらないといけないので
50話あたりような丸々全ページはバトルの回は減って行く。

この辺りの工夫は難しい。