2012/08/30

SOSは聞こえない

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1728054.html

このニュースも映像を見るとショックだった。

この男は意識レベル2ほど低下したのに
それでも職員は救急車を出せたくないに聞こえる。

延々と6分の会話を続けている。
重症なら死んでしまうぞ。実際、死んだし。

恐ろしい。

この事件でよく分かりました。

人間は、助けを求める時はハッキリに”助けて”を言えると限らない。

だから聞く人は注意しないと、SOSはスルーされる。


先生と学生も似てるケースがある。

学生は凄く悩む時は先生と相談するのに
上手く悩むを言えず、その上に
先生は”ちゃんと勉強しないのお前が悪い”の返事と同じ。

そんなのは一部学生が不良になるきっかけ。

先生は責任があるのか?多分ないだろう。
どちらで言えば学生の責任かもしれない。

しかし、あの先生は学生の救助信号を無視したも事実なのだ。
無視は罪にならないが、害になれる。


まあとにかく人間は危機と会うとき
まだ力が残れば、出来るだけハッキリ”助けて”を言うの方が吉。

進度

アシスタントUさん8時間。

なんとかコミックの部分、一応ギリギリ終わり。

魔王になる話

http://checkgebana.blog69.fc2.com/blog-entry-1770.html

http://checkgebana.blog69.fc2.com/blog-entry-1436.html

http://checkgebana.blog69.fc2.com/blog-entry-664.html

ラスボス認定試験の話が面白い。
クッパの動機も色々興味深い。

ここの内容は8割冗談だが
冗談抜きで、いつか”魔王の視点”で話を描くと思うから参考になる。

何故なら、最近はずっと”正しい以外の何か”が居るべきと思う。
道徳として正しいのは全てじゃない。

でも俺達は道徳から外れると思考はなかなか出来ない。

少年漫画の主人公はいつもバカで乱暴だが善良
こういうタイプは作家自分が信じるならともかく
最近の作品はどう見てもそうじゃない。

”そう描かないといけない”、という恐れがあるだけ。

正義を描くけど信じない、邪悪を描くけど考えない
それじゃ駄目だと思う。

2012/08/25

Early A.M. Attitude

http://www.youtube.com/watch?v=0evav-M3H-M

Early A.M. Attitude - Lee Ritenour (cover by Skyline) 

この曲は好き。学生時代で聞いたけど
最近でようやく曲名を知った。

ジャス風で軽快なリズム。

コーヒーに似合う曲。飲まないけど。

2012/08/24

難しいアングル

このコマは結構苦戦した。

若干仰視のアングルで
何となく上手く行けず書き直す......

正確さは捉えないならせめて雰囲気を取る。

さらに極端なアングルなら勢いで誤魔化せるけど
こういう微妙な角度は苦手だった。


強気な馬賢は久しぶりだな。こいつは物語の都合上、
格上戦とハンデ戦ばかりなので、勝ったバトルは非常に少ない。
唯一の白星は霍安戦だけ。

しかし負けるばかりだったら強いに見えないから
どんなの悪条件でも、俺は出来るだけ引き分けしてあげた。

.....そしてこの試合も負け試合。

色々大変だな、悪役は。
個人的に勝たせたいでも無理なのだ。

.....上手く行けない

下書きここまで20ページ。

.....うーん。予想の進度に下回り。
1日は2ページ程度だが、3日連続になると5ページ落後。

5ページ程度、普通なら何とかになる範囲だし
それほど酷いペースでもないだが.....

昨日は新しい仕事の追加が来た。これで4種類。
結局、今月もほぼ50ページなのか......
仕事量は半月刊連載の頃とあんまり変わらないじゃん.....

......駄目だ、量だけでも結構多いのに
種類もここまで複雑になると、
気持ちの切り替えはなかなか効けない。

体だけじゃなく気持ち的も厳しい。
もう1ヶ月くらい寝たい。


どこが良いことが無いかな。
収入的に無理でもせめてモチベーション的に。

2012/08/22

切手と紙幣

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%87%E6%89%8B

 http://coinkun.cocolog-nifty.com/coin/2005/09/___c68a.html
http://www.aramaki.com/home/stamp/stamp6/money2.html
貨幣代用切手

1915年のロシアの貨幣代用切手の発行より遙か昔の1862年に、アメリカから世界最初の貨幣代用切手が発行されました。これは、ロシアの貨幣代用切手とは異なり、切手そのものを丸いケースに入れて貨幣の代用にしたもので、"encased postage"と総称されています。当時のアメリカは南北戦争の影響により貴金属が高騰し、深刻な貨幣不足を起こっていたのです。

......つまり戦争の時は、切手が金代わりになる事がある。

切手は色んな話が面白いですね。

ゴールドドラゴンは貧乏の時代では紙幣の代わりに切手を食べる。
そんなの話は割りと面白いと思う。

切手だけではなく、戦争時期に貨幣事情など、
立派な経済学の話を描けるんだ。

きちんと連載1回分のストーリーになれる。

こういう話は10つくらい集めれば、連載は成立できる。
経済学と言ってもこういうエピソードで充分面白いし、
難しく話はあんまりいらない。

今の所、ゴールドドラゴン用のシナリオ
まだ3つくらいしか持っていない。
(切手、村おこし、そしてモノポリだけ)

だから連載と言っても、当分に先だろうね........

魔女狩りの時代

http://members.jcom.home.ne.jp/0350371001/works/works_4_i.html

この話で疫病神の話を思い出す。

キリスト教は一神教のために、絶対善の存在が揺ぎ無い。
疫病神ような悪神、荒神は存在が許せない。

だから、自然災害、飢饉、疫病など起こると
”疫病神”の役割は果たせない。

だから、その不安は人間へ集中するしかない。
出来上がりの”魔女”に押し付けて、
”悪”を転嫁するようになった行動を取るわけかもしれない。


霍安と関われば良い物語になりそうだ。

2012/08/21

昔の事を思って

”ナナちゃんもはなちゃんも死んで、ご主人も死んだ
今は食欲が無くて1日1食、いつも昔の事を思って泣いてる。”

知り合いのばあちゃんと食事する時に、そういう話を聞きました。

50年前に、あのばあさんは夫と一緒に昔に居た湖に
船を乗って遊びました。

色々聞きました。ばあさんの昔の話を。

悲しいではなく、この一生は”たくさん生きた”感じを伝えてきた。


嬉しいことも、悲しい事も、全て”思い出”になった今。


なんだろう、こんな複雑な感じは。

犬2匹の世話は最後の2年は俺の家でやっていたから
そのばあちゃんの人生は俺達も含めている感じ。

あの85年の人生は、4年くらいは俺達に居る。


俺もいつかそんな風になれるかな。

思い出はたくさん持って、最後の日々は記憶を見ながら歩いてた。
幸せも悲しみも、全ては風の中に。

2012/08/20

資源,供給與需求

常常在聽人家說供給與需求,不過一直覺得光是這樣少了什麼
後來想想不能無視於資源的上限,
所以個人覺得這應該要3項事情一起看。

用水來舉例,
最基本的狀況是人需要喝水,最初的需求也就是飲用水。
提供的方法就是去河邊打水。

如果需求量增加,比方說需要洗衣服,
如果以這個契機發現了技術的進步,
當技術提升使的水變得容易取得,假設說是鑽井技術吧
人能夠使用的水變多,也可能會發生新的需求,比方說灌溉。

這一段是可以互為因果的。
反覆的發生就會使的供給和需求都提升。

文明的發展程度就是看這些東西的質與量。

不過水就是那麼多,技術即使一再提升讓水容易取得
可能將來不僅是河水井水,也許海水跟天空的雲都能直接取得水
最終還是有個上限存在。

當環境改變,也就是能取得的資源量改變的時候
供給需求就會被影響。

所以我一直都覺得需求變少這件事情是還蠻自然的
"永遠都是成長"這就事情是癡人說夢。
人很多時候必須學習接受跟改變跑道不可。

當然現實不是每次都有足夠的緩衝讓人能成功轉換跑道,
那時候就是趕不上變化的人就被淘汰。

當一個國家只懂的開發順利時的擴張,而不懂得資源減少的緊縮
就會像多數繁華帝國的末期一樣,
再也回不去過去的生活,那麼接著來的就是崩解。

這件事情,我想不僅是國家,對公司,對個人都是這樣。
成長不是理所當然,即使是維持現狀也會必須有相對應的維持費用。

說穿了也許就是這種事情而已吧。

不過打從一開始就擁有充足資源,認為自己擁有那些是理所當然
有食物,有屋子住,有衣服穿,有服務可以享受是理所當然的人
我想很難去理解這些事情。

ネームノート

単行本ノートを買いましたので、有効利用のために
本篇連載以外の番外タイプのネームを描くと思いました。

沙洲市場の番外篇。
時間が無いのでとりあえず最初の3ページを描くだけ。

こういう感じの番外は10つくらいエピソードはあるけど
描く暇がなく、ネタ記録して放置した。

でもやっぱりちょっと描きたいので。

後半になると話はシリアスになっていくから
こういうギャグ気味の話は描きたいでも本筋に入れない。

..........描いても使い道が無さそうだ。

この3年、ずっと試合モノ続けていたから
1話完結のシナリオは貯まっていく、描く機会が無い。


番外とは言え、10ページ超える話ばかり
話によって20ページ超える話もある。

これじゃコミックのおまけ余白に入れないし........。

さてどうするかな?

2012/08/17

116章ネームほぼクリア~

打ち合わせ結果は3ページくらい直すべきだが
その3ページは簡単だし、割合も少ないし
質実にほぼ1回でクリアと等しい。

プロットも含めて3.5日で完成したネームは、
恐らく4回戦の初めてかな。

まあ今回の情報も少ないし、登場キャラも慣れたキャラばっかり
これくらいは驚く必要がないかも。

でも嬉しい。

これで表紙で先週に遅くなった分上手く挽回した。

ここからの下書きも、仕上げも、コミック作業も
サイン付きイラストも、全部”描くだけ”の仕事だ。

難しく考える仕事、もうない。
今回ような連載の原稿を余裕に終わるのは何月振りだろう........

デビチル

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1439208


”天界のオーロラ”。

この歌は好き。

当時このアニメは見なかったが、クールも好きだった。
俺にとって、そういう”格好かわいい”が結構好きなタイプ。

いつかあんなのキャラを主役で漫画を描きたい。

2012/08/16

正しいだけじゃ駄目なのだ

この時代の少年漫画の主人公に関して
作家達は悩んでいる。

”悪い”を描けなくなるから。

正しいだけじゃ駄目なのだ。
めだかボックスの黒神は、その概念の逆手に取ったと思う。

しかし普通の作家は、それを出来ない。

正しいだけじゃ面白くない以前
正しいだけじゃ、嘘だから。

綺麗な事だけ並べるのは、真実じゃない。

この時代........ゆとりというべきかな。

”間違い”を取り出す、残された正しいだけを描く。
そんなのは逃げたと変わらない。

でも今の教育も環境も充分な資源があるだから
完璧なモノを与えると一番、と考えている。

人間らしくのは”間違い”と出会えて、そして処理する事。

間違いと出会えないようにやっているのは
満点の試験ようなモン。

それは正しい。
しかし”正しいの物”だけしか意味持っていない訳がない。


意味は、”全て”から見つけ出すもん。
”正しさ”から探すだけじゃだめだ。

正しさは、結構狭いだから。

116章ネーム進行中

ボツされた扉ページ。

多分出番貰えず終わってしまうキャラ達。
だからせめて扉でも見せたいけど
やっぱり今回の話と合わないから不採用。

特に左と右の二人は
それなりドラマチックな設定を持っているのに、
物語のバランスを考えて使えないのは残念でした。

今回のネームは意外に羅剛の大活躍になりそう。

他のキャラも色々攻防はあるけど
見せ場など美味しい所は殆んど羅剛に持たせたからね。

基本的に羅剛は話のバランス的に恵められない
(キャラのテーマとして素材が弱い)
だからずっと脇役で二番手で描かれたが....

数少ない悪役キャラの一人だし
サポート、繋ぎ役としてずっと良い仕事してくれた、
地味に働けてもらったキャラだから時々こういう見せ場を与えたいだね。

2012/08/15

善と惡と理想と現実

この間にゴールドドラゴンの話を練る。

簡単で言えば、この話はどう描けば成立できるのは問題。

悪の勝ちでも話を進む。悪を負けでも進む。
悪は肯定も否定もしない。

だったら悪と現実、そして善と理想でクループで描ければ良い。

勝ち負け(駆け引き)の事は理想と現実の戦い。
テーマとキャラの意味は善と悪として描く。

こういう構造なら、悪は勝ても負けても問題になれない。


悪役の仲間と敵(善)の種類はどうバランスを取るのは
この連載の長さを決める。

難しく事はとりあえず考えずに、この感じで模索して行こう。

この物語は今まで見た事がないから
要素まだ色々が揃っていない。気長くに探しましょう。

話として割と新しいと思うが邪道すぎて簡単で決めれない。

2012/08/13

3つ仕事

コミックの作業、116章のネーム、
サイン入りイラスト100枚(くらい?)この3つ仕事の順番を考えないと。

締め切りの順番で考えれば116章の原稿は一番後ろだが
そのまま描くと恐らく問題が出るので
交錯に描くの方が良いだろう。

今の所コミックの作業は6割くらい完成した。
表紙さえあれば色々進めるし。

今週の後半はコミック作業、前半はネーム
こんな感じのバランスでやっていきましょう。

ネームは一番な不確定要素なので
これさえ乗り越えれば、あとは全て時間把握の仕事。

1つ1つ仕事をじっくり考えながらやる。

色んな仕事を同時進行のは頭を切り替える能力が必要。
そして締め切りを厳守、割と難しい。
出来ない人は信用が無くなるので気をつけないと。


とは言え、この3つ仕事を終わるため
30日は何となく足りないと思うけど.....

1回分の原稿自体15日、
百枚イラストもコミック作業も1週間だけじゃ厳しいし、
さらに3~4日くらいが欲しいかも。

題指定はしんどい..

この2日はコミックのサイン付きイラストの仕事を描く。

今回も題を見ながらどう描くを考えます。


 泥レスリングを描いてください。見たことが無いのでネットを調べます。

ホステス。これもあんまり知らないのでネットを調べます。

某映画のパロを描いてください。知らない映画なので調べます。

軍服を着せて武器を持つ。武器も軍服も調べないと正確に描けない。

指定のゲームキャラのコスプレさせて。知らないゲームなので(略

...............
......
.......なんか難しくてネットで調べないと描けない題が増えてきた.....


1枚を描く度にパソコンに調べないといけない。
全体的に3割程度がこういう題になっている。


これで全然進めないじゃん。
2日でも20~25枚でやっと。

特定な映画とかゲームとか歴史の着物とか
こういう調べないと描けない題は案外に割と時間かかる。

4コマでもいいですか?ような題まで出てきましたので
流石にこれは無理があるから断りました。

こういうイベントは、所詮イベントなので
年一度なら良いけど
2ヶ月で毎回コミック出る度にやるのはしんどいわい。

2012/08/10

方法論と結果論

戦星のバルジ第6話感想。

この話は考えさせました。

展開だけ見れば主人公補正に見えるかもしれないが、
ティアの台詞は面白い。

大きく範囲で見ればティアの方法は正しい。
でも結果的に違う。

ここに重要のは、
”方法”はあくまでも”多数”の都合。

つまり、大体の場合は比較的に良い、それは”良い方法”。

でもこの世にケースバイケースの事が割りと多いんだ。

この話の場合、女は隙を作ってくれるなんて予想できない。
だから”方法”すらにならない。

それでも、時々問題はこんな風で乗り越える。
方法は正しいでも、全てじゃない事かな。

星座創り

メルヘン漫画用のアイデアを思い出したので
ちょっと描いてみる気持ちでネームを描いた。

2時間後。13ページネームを描いた。
........うーん。アイデアはいいけどネーム自体はボロボロ....

なんか昔もこんな経験はありました。
連載用の盤古ネームは素敵な出来なのに
同時期の読みきりはボロボロ、あんまり面白くない。

俺にとって、ネームは
本気で真面目に描くの方が良い出来になるかな。

盤古のネームはいつも本気出すだから
たまに気を抜けるネームを描くつもりで別の話を描いたが....

遊びたい気持ちは無ければ、遊びネームは描けない事か。

でもこのネームはいつか役に立つかも。
まあたくさん経験があるから直し方は一応分かる。

練り練り練れたからこそ、洗鍊されたネームをできるかもね。
一発で出来たネームも同じ。
その場合、練るのは気持ちだから。

2012/08/09

今回の表紙は屋台

12巻表紙進行中。

レイヤーの関係で、この辺りを描いても最終的に恐らく見えない。

こういう暖かい雰囲気は結構好きですが
カラーは得意じゃないので
こんなの一部ならともかく、全画面はどこまで出来るのは分からない~

光は描けるけど色が苦手だ。

甲骨文調べ

http://vividict.com/WordList.html#301

おお、このサイトは使える。
部首で分類しているから、調べるのは凄く便利。

今まで買った本はこういう分類していないから
調べるのは結構苦労だし
見つけない時は本当に見つけない.......

これでコミックのおまけ上手くを描ける!

2012/08/07

何処へ行く

知り合いは連載の展開が悩んでいるので話し合い。

打ち合わせの練習になれるからやってみました。

今回の課題は積み上げるの方向性かなと。
メインキャラとサブキャラの要素は嚙み合わない。

俺の考えては、
キャラ達は互いに影響を与えるように描ければ
テーマは一体になる....が、やっぱり彼が描きたいテーマと違う。

会話はぐるぐる回る。答えを見つけない。

そしてその時の一言。
互いに影響ではなく、単方向にサブキャラは影響され
そして主役は”人を与えるために、何かが無くなってしまう”かと。

この方向性を決めると、一気に結論へ。

今回の課題は、どうやら”ヒーローと救われた人はどんな感じ”。

ヒーローはどこまでも強い、どこまでも正しいしなければならない。
例えば自分は破滅を向かっても、ヒーローの生き方を貫く。

これは彼が描きたい理想像だろうね。


打ち合わせは面白いね。
言葉は鉛筆に代わり、たくさん対話で作品の”輪郭”を彫り上げる。

正直、俺は特にアイデアが出していない。
ただテトリスようにぐるぐる回って、
様々要素の組み合し方を言っているだけ。

それだけで”この話の正しいな積み上げ方”を見つけました。

でも割と時間かかるね。
毎回こんな風で彼を助けるのは不可能だ。


この意味では俺の編集長は凄すぎる。
盤古は今まで115回。毎回こんな感じで、話を調整してくれた。

幸せな奴隷達

ゴールドドラゴンのシナリオ。

この読みきりの話は、基本的にストーリーは非常にシンプル。

ゴールドドラゴンのキャラクター紹介と、
立ち上がって戦う人間と出会えて
ゴールドドラゴンを勝ち取って、世界征服の夢を続く!

という話だけ。

一応経済学のトリックを付けて欲しいだが
専門外なので今の所は思い付かない。

でもこの話は一番面白い所は”悪役の視点”で話を進む事。

少年漫画の読みきりでは
このタイプの話は極めて少ない。

理由は、この手のストーリーは難関を乗り越える、
そして爽快感を与える事は非常に難しい。

ドラゴンクラスで悪役しかも主役なら
初めからレベルが高く、敵は作りにくい。

作っても、”悪は最後が勝ち”のストーリーも後味が悪いから
構成面は難点がある。

この点を悩んだが、打開策が見つけた。

”人間は金の奴隷になればいいんだ。
自由だけど不幸な主人より、幸せな奴隷になりなさい”。

この話、最後がこんなの結末だった。

この考えは一応道徳として悪だけど割と現実的。
しかも半々くらいの人間は実際にそう考えているでしょう。

つまり悪役の持論を肯定する。

ある意味、善人の理想を肯定するのは当たり前。
逆に悪役の立場で”正しい”を探せば、
割と新鮮な切り口になると思う。

ゴールドドラゴンの夢は金で世界征服。
昔のドラゴンような恐怖と暴力を人々を支配じゃなく
彼は金を与えて、人間は喜んで奴隷になっていく。

そう、”奴隷になった人間はちゃんと幸せなっていく”
の所がこの話のキモ。

風刺だけではなく、この視点なら実は肯定の方向として物語を描ける。

自主意識は持っているのはいいけど、
現実にそんな能力が必要の人間は割りと少ないで済む。

多数の人間は決められた事をやるだけで良いんだ。
考えても考えなくでも、幸せになる。

読後感は複雑で考えさせるが、面白いな話と思う。


そろそろみんなも、バカ正直の主人公を飽きた所だろう。
正しいの事を正しいを言うだけじゃ、何も学べない。

悪役は現実に居ると迷惑だが、漫画の中に誰も迷惑をかからない。
なんなら今の時代では、悪役でやらせる事はたくさんあると思う。

興味から理想へ

興味から仕事。
そして生き方、あと理想へ。

あらゆるモノはこんな感じで登っていくと思う。


興味は好きな事を好きようにやる。
嫌い事を振り落として、ただただ好きでやる。

仕事は嫌いの事も含めて我慢する。
その中に好きな事を楽しめ。

生き方は好きと嫌いはちゃんと受け入れて
全部やっていく。

理想は嫌いの事も解決して、より純粋な境界へ。


多分こんな感じかな、と思う。

よくある人が”こんなのは嫌い”という理由でやるべきのやらない。
こんな姿勢だから”仕事”になっていないと思う。

昔は漫画が俺の”生活”と思ったが
薄々何となく違うと思った。

生き方だけじゃない、何となくそんな感じがする。

毎日漫画を描く。一生に漫画を描き切る。
それはもちろん凄く良いが、その上がまだ何かがあると思った。

理想を持って欲しい。極めて欲しい。
漫画を通じて何を変わりたい。

決して”好きだからやる”だけじゃない。
だから”漫画さえ描ければ良い”と思えない。

今の所は条件が足りないのは分かっていた。
それでも、それを応じて頑張りたい。

2012/08/06

116章ネームスタート...が

ネーム開始の後、コミックのオマケと表紙の仕事も来た。
こっちに優先しないといけないのでネームは後回し。

8月は連載とコミックおまけの仕事が合わせば
大体45~50ページくらい描く。

コミックのおまけ自体だけで12ページ、
キャラ紹介と表紙なども入れば17ページくらい。
13巻の表紙も描いて欲しいからさらに2ページ追加。

その上にサイン付きイラストもあるので
質実は55ページオーバー相当。

これも描き切れるかどうか分からない仕事量だ。
正直ちょっと不安.....

"負けから逃げない"

めだかボックス151話感想。

”負けから逃げないってことだ。”
”僕達は逃げない。恋からも、失恋からも。”

この言葉に感動しました。

よく考えたら、この話に関して俺はずっとモヤモヤした。
たくさん失敗したくない人を見た。

失敗したくないから、足が止まってしまう。
やるよりやらないを選んでしまう。

こういうのは、この作品で言えば”失敗から逃げた”事。

失敗を恐れない訳が無い。
成功する自信はある訳でもない。

失敗を通じて貰える物はたくさんがある。
だから涙を呑んで、やりきる。

これは恐らく成功だけ欲しいな人が考えられない事。
マイナスだからこそ、そこら辺にプラスになるテーマであった。

一応それは理想論だが、そんなの理想が俺は大好きだ。

西尾先生は、本当にたくさん考えた人ですね。

2012/08/04

116章シナリオ

今回のストーリーは概ね3つパートがある。


まずは倉頡のチート無双。

2つ目は丁八がボロボロになってリタイア、
試験官は別のステージに移動できる。

3つ目は盤古側、守芬がリンクアウトの話。

ページを振り分けると大体8、8、14の感じ。
.......少なくでも25ページに抑えるのは無理ぽい。
できれば27ページ、無理だったら何とか29に抑えたい。

盤古側はメインになっているから一番ページ数が多い。
しかし3つエピソードの共同点はピンチになる事。

倉頡側以外はほぼフルバトルだから
物語面はそんなに難しくないかもしれないが、
問題は恐らくページ数をどう抑えるにかかっている。

3面進行自体は割と複雑なので、
今回は観衆キャラ説明の余裕すら貰えなさそうだ。

不安と緊張感の雰囲気を作るのも今回の見せ所。

ここまでの試験生快進撃モードは
この回で完璧にぶち壊す、これは今回の最大の仕事。

持っているのもう一つ意味

こんな絵を見ました。

簡単で言えば、インターネットは落とし穴というイラスト。

これは考えさせた。
ネットは諸刃の剣という例はよく見た。

情報は多いが、情報に溺れる。
俺にとって金など物質は似てる感じ。

多いのは悪いと思えない。
しかし”持っている”反面、”管理の腕”が問われる事と思う。

ゲームで例をすればアイテム欄。
ドラクエように7~8つに絞るのは
管理もゲームの一環、限られた空間を有効に利用。

宝くじが当たった人は、破滅した例はよく聞いてる。
基本的に、全て人間は億単位の金を管理できるじゃないから。

漫画で例をすれば、連載の初期はキャラも複線も少なくて
色々動かない。

中盤にキャラ、伏線を揃うと
描ける展開は多くなって話の幅は広くなる。

その分、フラグ管理も凄く大変になる。
でも管理できると、好きな展開を自由に描ける。

管理職の能力はモノを持てば持つほど、重要になっていく。
管理できる範囲は、その人の器にかかっている。

管理できない人は、例えばどんなに多いな資源を与えても
すぐに無くなってしまう。

2012/08/03

原稿完成

よし、今回の登場キャラはトーンがいらないため
割と早めに完成しました。

明日くらいちょっと休憩を取って
貯まった4コマを描く、日記とか書いて
多分4週分のサンデーとジャンプを取っていく......

5月~6月父さんの入院、介護が忙しく
7月は新しい老人ホーム探し、遅くなった仕事を挽回
ようやく普通に落ち着くになるの今、既に8月か。

8月に待っている仕事を見ると、これも多いなと思わせた。

暇が欲しいまで言わないから
せめて焦らないように仕事できる余裕が欲しいわい。

さてとりあえず今日はゆっくり寝ようー

2012/08/02

無事でよかった

台風はたいぶに弱くなったので
アシスタントAさんは来ました。

Aさん今日に来られるのが大きい。
8時間ほどキャラの細部を描く、作画を一掃。

同時にスピード線など難作業は俺で描く、
19ページくらいまで進みました。

見開きやヒキ、難度高いのページは殆んど終わったから
残る数枚はのは5時間くらい終われる。

ホワイトとトーンは明日で10時間で何とかできるから
間に合える。

バトルシーンは少ないが、結構良い雰囲気が出るので
今回の揭載を楽しみだ。

2012/08/01

台風

今日はアシスタントAさん、Tさんそれぞれ7時間を描いてくれて
ベタ一掃、キャラも半分程度進めてた。

俺は背景20ページ、効果線は5ページを描いた。
残りは2日弱。なんとかギリギリ間に合え....そう?

今日は台風、でも昼頃まで雨まだ大きくないから
二人が来てくれた。

でも夜から本格的に降れて来た。
この調子じゃ、アシは明日に来られないかも。
来ないとちょっとピンチになる。

ストーリ-回なのでバトルシーンは少なく
頑張れば案外に間に合うかも。

とにかく勝負は明日。

ページ数は資産

まだプロではなく、連載は持っていない頃
大体月12ページ程度の漫画で描いてた。

使えるのは週2日くらいだからそれで精一杯。
2ヶ月で何とか1回分の漫画しか描けない。

ある意味、それ苦しかった。
たくさん描きたいモノがあるのに、手が追い付かない。

連載を持つと
1ヶ月30ページも40ページも描けるのは嬉しかった。
50ページは厳しいが、やっぱり楽しかった。

そして今、結構知り合いは同人で描いてる。
ほとんど人は一年で2桁しか描けない。

あくまでも1冊完結のスタイルで長篇も描けないし
同人は年2冊を超えられないから、
1年で100ページ以上を描くのは普通に難しい。

それでも、一応売れるの方こそ実現できるページ数。

完璧に趣味で描く人はさらに少ない。
独りで描く、見せる人は無いとモチベーションは持たないから。


”描けるページ数”は、資産と思った。


漫画はプロになれなくでも時間があれば
自由に描けるように見えるけど、実は全然そうじゃない。

ほとんど人は、月10ページ以下という数に限られている。
この量では、連載ところが読みきりですら難しい。

例えば1年は1つ読みきりを描ける人
それは既に平均の上だが、それでも年30ページだ。

普通人間漫画を描けるのは40~50歳まで
こう計算すれば、一生かけても千ページちょっと程度。

しかもそれは毎年描く前提。それだけでも簡単じゃない。
プロにならない限り、頑張っても大体この数。


語れる物語は限られている。

物語を描く機会は人に思ったより、ずっと少ないんだ。